転職サイトに登録して6日後に個人情報が流出した時の話

転職活動を始めようとされる方のうち、その大半の方が転職サイトに登録しているかと思います。たまにハローワークのみで活動される方もいらっしゃいますが、その場合は検索できる求人数がかなり限られてくることになるかと思います。


私も過去の転職活動時には必ず登録していましたし、転職サイトへの登録はすべきだと思います。

 

ただし、転職サイトに登録するにあたり1つ問題点があります。

 

それは個人情報の流出です。

 

私の1回目の転職活動時には、転職サイトに登録して数週間後に、不動産の営業の電話がかかってくるようになりました。その時は一人暮らしで家に電話をひいておらず、携帯電話に直接かかってきました。

 

当時私は20代後半でしたが、この時点では、どこから情報が漏れたのかよく分かっていませんでした。

というのも、大学生で初めて携帯電話を使用し始めて以来、散々いろいろなところに携帯電話の番号を登録してきたため、どこから流出したのかを特定する術がありませんでした。

 

問題は2回目の転職活動時です。

 

2回目の転職活動に入る直前は、資格試験の勉強に集中するため連絡手段を全て絶ち、携帯電話も解約していました。唯一使っていた連絡手段はパソコンのフリーメール(Gmail)くらいでした。

 

その後転職活動を再開したのですが、転職活動には電話が必要だということで、某大手キャリアにて新しい携帯電話の番号を取得し、その番号を取得した日に、転職サイトに登録しました。

 

そして、その6日後に、不動産の営業の電話がかかってきました。

 

その電話の相手は「○○さんの電話でよろしいですか?」と第一声で私の名前を口にしてきました。少し聞いていると、どうやら私が岐阜県に住んでいることまで知っているようです。

 

「私の名前」と「住所」と「携帯電話番号」が初めて結び付いたのは、当たり前ですが携帯電話を新規に契約した時点です。


転職サイトに登録した、まさにその日です。

 

そして、その後番号を登録したのは転職サイトのみです。数少ない友人にさえもこの時点では教えていません。

 

間違いなく転職サイトから個人情報が流出しています。

 

ただし、転職サイトを悪者にするのはまだ早いです。

 

現在、個人情報保護が何かの宗教のようにあちこちで強く叫ばれる中、大手の転職サイトが意図的に情報を漏らしているとは、あまり考えづらいです。

どちらかというと、転職サイトのシステムを利用して、何者かが個人情報を得ていると考えた方が自然です。

 

ちなみにこの時私が登録したサイトは以下の4つです。
ビズリーチ
マイナビ転職
リクルートエージェント
・エン転職

 

どれも全国的に公告をバンバン出している超大手です。個人情報流出が企業として一撃アウトであるこのご時世に、情報を流出させるリスクを背負ってまで、小金を稼ごうとするとはとても思えません。

 

転職サイトのシステム上、企業側(求人を出す側)はシステム利用料を払うことにより、転職者(求人を探す側)にコンタクトを取ることができます。

私は企業側として転職サイトに登録したことがないため、いくら払うとどこまでの情報が得られるのか分かりません。しかし、少なくともコンタクトが取れるということは、悪意がある人間が「求人を出している企業」と偽って、転職希望者から個人情報を収集することは比較的容易であると思われます。

  

腹立たしいですが、転職サイトが個人情報を提供しなければ始まらないサービスである以上、そして第三者接触することが目的のサービスである以上。完全にこの情報流出を防ぐ対策はおそらく不可能であると思います。

 

転職は体力・精神力を削る作業です。

くだらない営業電話に構っているような余力はありません。貴重な時間を割くだけの価値もありません。


もし私のように営業電話がかかってきた時には、せめて瞬殺で電話を切りましょう。
時間の無駄ですから一切会話をする必要はありません。相手は決して話をやめようとはしませんので、何も言わず、そっと通話終了ボタンを押しましょう。

 

個人情報が流出したという事実に、少しモヤモヤしてしまうかもしれませんが、さっさと気持ちを切り替えて、転職活動に向かうことが大切です。