厚切りジェイソンさんに教わった、ミニマムスタートという仕事のありかた
ある仕事の関係でたまたま厚切りジェイソンさんとお話しする機会がありました。「Why Japanese people?」というフレーズが有名な方です。最近では子供向けの英語教育番組や、CM等、多方面でご活躍されています。また、ジェイソンさんはIT企業の役員でもあります。
数回、言葉のやりとりをしただけであり、たくさんの関係者のうちの一人ですので、ご本人は、私のことは覚えていないと思いますが、その時のお話で印象に残っているフレーズがあります。
ミニマムスタートという言葉です。
ミニマム(最小限)のスタートという意味で、
「何か新しいことをやりたくなったら、今の立場のままでいいから、少しだけ始めてみよう。最小限のスタートであれば、大きな決断はいらない。」
「それがうまく行けば続けよう。うまく行かなかったらまた違うことを考えてみよう。」
「それを繰り返しているうちに後悔のない人生になる。」
という趣旨の言葉でした。
その言葉が忘れられず、それ以降は、何か気になることがあったら、会社NGでない範囲であれば何でもやってみることにしました。
と同時に、サラリーマンという立場のままでも始められることが山ほどあるということに改めて気が付きました。
自分が知らない新しいことを探すという楽しみが増えました。
何かを学ぼうと思えば、ネット検索すればいくらでも講座やワークショップがヒットします。その中には、必ず自分のペースでもできるものがあります。
そして新しいことを始めると、新しい人との関わりが増えます。その人を通じてまた新しい世界を知ることができます。
サラリーマンという仕事は毎日毎日出社しなければならないので大変ですが、その分安定した給与が得られます。
安定した収入があるうえで、プライベートの時間には自分の世界をいくらでも広げられると思うと、サラリーマンも悪くないかなと思います。
私もかれこれ、いろいろなことにチャレンジしましたが、情けないことに長続きするものはその中のほんの一部です。
でもそれでもいいと思っています。
勉強のために思いつきで購入した数万円の教材がいくら無駄になろうと、私の人生トータルで見れば、何の悪影響もありません。むしろ自虐ネタが一つ増えて、会話が楽しくなるくらいです。
全てがプラスです。
全てがプラスなのですから、「やってみたいけど、お金にならないからやめよう」だとか、「他の人もやっていることだからやめよう」だとか、そんなことは考える必要はありません。やってみたいと思うことを実行し、やめたくなったらやめるだけです。
全ての選択肢が正解です。
それは、自分が試してきたことを、自分の人生を全肯定することに繋がります。
ジェイソンさんも、こうやって自分の活躍の場を広げていったのかもしれません。